【マンスリーテスト】サピックスのマンスリーテストの偏差値は?出題範囲と対策

【マンスリーテスト】サピックスのマンスリーテストの偏差値は?出題範囲と対策

常に競争を意識させ、クラスの変動の激しい「サピックス」。

常に上位のクラスにいることは当たり前ではなく、テストの結果でクラスが上下します。

そのクラスを分けるテストの一つである「マンスリーテスト」は範囲が決まっています。

範囲が決まっているので、範囲がないと点数が取れない子供たちにとってはモチベーションを保つ大切なテストになります。

そこで今回は、そのクラス分けで重要なテストであるマンスリーテストについて本日はお話していきます。

マンスリーテストの日程や頻度

マンスリーテストとは、その名の通り原則毎月行われるものです。

原則と言ったのは学年や時期によって、1.2ヶ月に1度のペースでおこなわれるものだからです。

具体的には、以下の月で行われます。

4年生 4月、6月、9月、10月、11月、12月
5年生 5月、6月、8月、10月、11月、12月
6年生 4月、5月、6月、8月、10月、11月

さらに、6年生のマンスリーテストは受験学年であることもあり、8月、10月、11月のマンスリーテストは模擬試験に近い試験です。

マンスリーテストの特徴

マンスリーテストの特徴は基礎的な問題の出題が多いことが1つです。

普段から行われているデイリーチェックの内容が半分以上を占めており、内容を理解しているかどうかが求められます。

マンスリーテストが行われる異議は、一定期間学んだ内容を定着させているかを図ることです。

記憶のメカニズムでは、学んでから当日になって半分ほどの内容を忘れてしまい、1週間もすると殆どのことを忘れてしまいます。

忘れないためには長期記憶にいれる必要があります。

長期記憶にいれるためには反復が必要となるので、定期的に今までの学習内容を復習するテストが設けられているのです。

マンスリーテストでクラスが上下してしまう。

だから復習をしようとするので結果的に学習内容が定着するのです。

マンスリーテストの偏差値目安

問題の難易度にもよりますが、以下が大体の偏差値目安になります。

【4年生の場合】

正答率 偏差値
60% 50
70~75% 60

【5年生・6年生の場合】

正答率 偏差値
55% 50
70% 60

組み分けテストとの違い

組み分けテストとの大きな違いは、範囲が決まっているかどうかです。

マンスリーテストは、マンスリーテスト間の学習内容が範囲となります。

そのため、これまでに学んだところを復習すれば高得点の可能性も高まります。

一方で、組み分けテストには基本的に範囲が設定されていません。

そのため、実力がなければ高得点の可能性は低くてなってしまうのです。

こうした性質の違いがあるのでマンスリーテストの結果でクラスが変化する場合には、上下ともに3段階までと限定されています。

一方で組み分けテストでは、結果次第で1番下のクラスから1番上のクラスに上がることも可能なのです。

実施回数も組み分けテストの方が少なく数少ないチャンスと言えます。

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マンスリーテストの出題範囲と対策

マンスリーテストの出題範囲はマンスリーテスト終了後から次のマンスリーテストまでに習った内容です。

基本的には、デイリーサピックスで行なったレベルの内容が数多く出題されています。

また、基礎トレでおこなったレベルの内容も出題範囲の多くを占めています。

イメージとしては、以下の出題範囲になります。

基礎力トレーニング デイリーサピックス
4年生 50点分 100点分
5年生、6年生 40点分 110点分

対策としては、普段から授業の前には予習をし、授業後には授業の復習をすることが肝心です。

しかし、普段から宿題の多いSAPIXでは予習復習に時間を割くことが難しい子供たちも少なくありません。

そうした場合には、マンスリーテストの前にテキストの該当箇所を読み直し、類題を解くという準備をしておきましょう。

また、普段行なっているデイリーテストの内容を総復習するだけでも、自分がどこまで理解しており、どこが定着していないのかを判断することができるのでオススメの準備方法です。

理解していない場所の把握ができたら、サピックスの先生に質問したり学校の先生や友人に聞いて解き方の確認をしておきましょう。

最後に注意点ですが、6年生の8月以降のマンスリーテストでは出題範囲が決まっておりません。

受験学年であるために、中学入試を意識した問題で得点力を計る意図があります。

そのため、対策としては組み分けテストと同様に今までおこなったマンスリーテストの復習や中学入試の過去問題を活用して自分の弱点を洗い直すという作業が効果的です。

【マンスリーテスト】サピックスのマンスリーテストの偏差値は?出題範囲と対策まとめ

中学入試では出題範囲が決まっておりません。

しかし、全ての範囲の内容が定着していれば恐れるものはありません。

マンスリーテストで確認したいのは、この各単元定着できているのかどうかということなのです。

こうした努力が組み分けテストや中学入試に影響するとともに、SAPIXが中学入試で圧倒的実績を出すことのできる要因なので、

各単元の内容を定着させるためにもマンスリーテストに向けた準備に力を入れましょう。

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